名前

私の慧(けい)という名前は本名なんですが、字が珍しいせいか見たときにけいと読んでくださる方があまりいません。知恵がある子に育ちますようにと父がつけた名前ですが、幼い頃はなぜ慧という字が知恵という意味になるのかわかりませんでした。慧の字は、智慧というふうに難しい方の知恵という漢字に使われております。「知恵」は知識などに基づき適切に物事を処理する能力のことをいい、「智慧」は仏様に通じて悟りを開き、真理を明らかにした状態のことを指すようです。

最近自分の名前を説明するときに、彗星の彗に下が心だよと説明しておりますが、その説明であっているようです。

慧という字の由来について調べたところ、「彗星」を意味する「彗」の字から「ほのかに光る」と連想し、「心」と組み合わせて「心の中のかすかな光→一瞬のひらめき」と変化した、とありました。

女の子につける名前ではないなあと今でも正直思っていますが、名前の意味を知る事でよりいっそう自分の名前を好きになりました。